2016年12月8日木曜日

「健康経営」という言葉を知っていますか?

健康の重要性は高まるばかりですが、企業にも従業員の健康を守る責務がある
という概念が浸透しつつあります。「健康経営」という言葉がありますが、こ
れは健康管理を経営課題として捉え、その実践をはかり社員の健康増進そして
会社の生産性向上を目指す経営手法のことを指しています。社員の健康状態を
把握する方法から、生活習慣病・メンタルの対策、そして残業対策など、社員
の健康状態を維持向上させるための施策を行うこととされていますが、これは
結果として企業の生産性向上にもつながるといわれております。

もともと、健康経営の概念はアメリカで提唱されたものです。つい最近、大手
広告会社社員の自殺の話題が大きく報道されましたが、日本では、従業員に対
する心身の健康配慮が企業の責務であるという認識が未だに不足しているよう
です。

住宅業界では、人材不足が特に深刻なテーマになっています。さらに少子高齢
化により若年層や職人さんの不足が慢性化していきます。そのため社員一人一
人の役割がこれまで以上に重要になりますので、ますます社員の健康配慮がク
ローズアップされることになります。

日本再興戦略の中にも「国民の健康寿命の延伸」が重要テーマとなり、あらゆ
る業界で健康への取組みが加速しています。企業でも健康をはっきりと意識し
なければならない時代です。特に、「健康」を住まいづくりにおいて大切な要
素としている私たちにとって、それを伝える従業員が不健康では元も子もあり
ません。住宅会社は、住まいづくりを通じてお客様の健康とともに、従業員の
健康、そして"会社"の健康を守っていく責務があるということですね。



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